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原泰久「キングダム」

キングダム 1 (ヤングジャンプコミックス)

あえて書くまでもなく当たり前だけど、音楽とかお笑いとか食べ物や育ってきた環境と同様に、漫画も人によってツボが違う。自分が面白いと思った作品が、万人に受け入れられるわけがない。

自分の趣味の一環で、友だちや同僚に漫画を貸したりあげたりしている(嫌がられることもしばしばあるが)。貸した漫画に対して「よくわからなかった」と言われても問題なんて全くなくて、むしろ「わからない」ということがわかったのが収穫だったりする。

映画好きの同僚が口にした「面白くない映画なんてない、自分がその楽しみ方を知らないだけだ」という格言がある(うろ覚えだけど意図は違いない、はず)。そんなことを思い出したのは「キングダム」の途中まで読んだあたりで、読む前からしていた嫌な予感が的中する。「歴史モノ」の漫画を楽しむ才能が自分に無さすぎる。

中国の春秋戦国時代を背景に、大将軍を目指す少年が後の始皇帝となる少年と戦乱の世で成り上がっていく話。キャラもいい、ド派手な戦闘シーンもいい!、心理戦もいい!! 何も問題ない良作! ...なのだけれども、自分の時代背景の知識の無さや、地理のあまりの弱さが、読了感にいやな後味となって付きまとう。そんな余計なことなど考えなければいいのに「これ、みんな私よりもっと楽しく読めてるはずだ...!」という貧乏根性が顔を出す。

こういうときはもう自分の観点で楽しむしかない。昔の話(どうです、この曖昧さ)につきものなのが「女性キャラをどうするか」で、それが少年漫画や青年漫画であればあるほどおろそかになることが多いのですが、「役割がよくわからん何かの引き立て役的な女性」がいないのがいいな~、と。例えば、とりあえず絵面を保つために存在しているバスケ部の女子マネージャーとか、日本一の剣豪を追いかける幼馴染の女とか、がいないのがいい(例え話です)。以上!

キングダム 1 (ヤングジャンプコミックス)

キングダム 1 (ヤングジャンプコミックス)